鞍馬街道

鞍馬街道
叡山電鉄鞍馬線の終着駅である「鞍馬駅」で降りて、さらにその奥には、古い町並みが残っています。
いつもはバイクであっという間に通り過ぎてしまいますが、今日はゆっくり散策です。

山あいの一本道
この先を進めば花脊や若狭に抜けます。その両側に町家が軒を連ねています。左手に鞍馬山、右手に鞍馬川が家の裏まで迫っていますので、家の裏の様子はそれぞれで特徴があるのかなと想像しますが、機会があれば見比べてみたいものです。
川側の一軒
ツシ2階、間口3間半。1階の糸屋格子は、上部が2段で採光率が高そう。
通りに沿って小川が流れています。通りに面して、軒が深いのが印象的。各地の古い町並みを訪れると、京都の町家は軒が深いんだと、改めて気付かされますが、鞍馬も同様に深いです。


匠斎庵
立札によると宝暦10年(1760)築とあります。京都市内には、これほど歴史のある町家はないかもしれません。
川側の一軒
ツシ2階、間口6間。どの家も間口が広めです。
高く取り付けられた通り庇が特徴的。大きく曲がったアテ材を上手く使って軒の出を深くとっています。ベンガラの朱と漆喰の白のコントラストが美しい。


川側の一軒
平屋、間口2間。
小さな平屋ですが、仕舞屋風の趣があります。奥の川沿いに石垣を積み、大きな窓から景色が楽しめそうです。隠居のために建てられたのかな、と思いを巡らす。
ときおり玄関の飾り
ときおり玄関に飾られていました。正月飾りでしょうか。洗練された美しさを感じます。

いずれの家も建築美を携えているところに、市街から遠く離れた山あいの地でありながら、「京都」であることを気付かせてくれます。
冨田 貫之
設計部 部長

一級建築士
京都府木造住宅耐震診断士
京都市木造住宅派遣耐震診断士
京都市京町家派遣耐震診断士
住宅省エネルギー設計技術者
古民家再生マイスター
- 京都市左京区修学院生まれ
- 左利き(お箸とハサミは右利き)
- 町家や古民家が大好きで、路地奥の京町家に暮らしています。
- 休日は、木を使って手作りの椅子を作ったり、器用な一面も。
- 前から気になっていた「マンゴーの種」を植えてみました。どうなるかなぁ?





